ブラックフライデーでミニPCのGMKtec Nucbox K6を購入した記事と、到着した記事を書きましたが、今回はBOINCで解析をしてみた結果を書きたいと思います。
消費電力や解析時間、BOINCManagerの設定など、判明したことについて書いていきたいと思います。
※記載内容は私の環境でのものです。
GMKtec Nucbox K6について
GMKtec Nucbox K6は、『GMKtek』という中国の会社が販売しているミニPCです。今回購入した物の性能としては下記の通りとなります。
- CPU:Ryzen 7 7840HS(8コア/16スレッド)
- メモリ:16GB(DDR5)
- ストレージ:1TB(NVMe (PCIe 4.0))
- グラフィック:AMD Radeon 780M
- OS:Windows 11 Pro
- 価格:¥58,408(Amazonにて。税込、セール価格(21%引))
BOINCのデータファイルの置き場として、
- SATASSD 「Patriot Memory SSD 120GB Burst Elite SATA3」を
- 「玄人志向 USB3.2 Gen2 接続 2.5型 SSD / HDD ドライブケース GW2.5AM-SU3G2」
に接続して、背面の USB 3.2 Gen2 (Type-A)に接続しています(内蔵SSDの寿命増加のため)。
CPU: Ryzen 7 7840HSについて
- コア数:8コア
- スレッド数:16スレッド
- ベースクロック:3.8GHz
- 最大ブーストクロック:最大 5.1GHz
- L2キャッシュ:8MB
- L3キャッシュ:16MB
- TDP(デフォルト):35~54W
- 内蔵GPU:Radeon 780M
- 発売時期:2023年
という、モバイル用のCPUです。GPUを内蔵しているためにグラボ不要なのでミニPCにはいいのかもしれません。
なお、54Wを使用する場面だとこのミニPCの場合爆熱になってしまうと思います……
共通設定
BIOSからCPUの設定を「Quiet」、パフォーマンスモードの設定を切っています。
BOINC解析:WCGの場合
WCG(World Community Grid)を解析した場合の発熱・消費電力・所要時間などです。
稼働条件
- プロジェクトはMCM(Mapping Cancer Markers)
- 推定計算量 30,879 GFLOPs(BOINCManagerで見た場合。表示は全部同じ?)
- BOINCManagerのCPUコアは100%使用、CPU使用率は40%
- 室温は18℃~21℃(エアコンのリモコンの表示による)
この状態でMCMの解析を行いました。
なお、ずっと見てるわけではなく放置してました(HDMIケーブルの差し替えが面倒なので)。
稼働結果
- 完了時間:1時間22分~約3時間(これについては後述)
- 温度: 最大62℃~74℃(コアによる。後述)
- 消費電力(CPU):最大35W、平均25W
所感
メイン機で動かしているときは何も思うことはなく、むしろ軽めのプロジェクトだと思っていましたが、ミニPCで動かすと案外発熱するんだなと思いました。解析時間については早めの時間で終わるのであればかなり優秀だと思います。
Milkyway@homeの場合
稼働条件
- プロジェクトはN-Body Simulation
- 推定計算量 まちまち(本当にまちまちで、桁が違う場合もあります)
- BOINCManagerのCPUコアは100%使用、CPU使用率は100%
- 室温は16℃~21℃(エアコンのリモコンの表示による)
稼働結果
- 完了時間:まちまちすぎて参考にならない(CPU時間数秒~1時間以上まで)
- 温度: 最大60℃~68℃
- 消費電力(CPU):最大35W、平均25W
1日当たりのクレジット(BOINCstatsによる)
Milkyway:20,997、18,871、25,419、20,437、22,795、21,874、20,668、24,171、26,705、20,740、19,153、25,566、20,243、18,051、17,747、23,393、22,891、18,705、20,665、22,762平均値:約21,593
所感
発熱控えめで運用しやすいです。現在最大の16スレッドのタスクを実行するとMilkywayにかかりきりになりますが、Milkyway@homeは一度にダウンロードするWUの数を指定できるので、数個にしておけば他のプロジェクトに移りたくなった時でもスムーズにできますし。
なお、寒波が来た時は24時間経過しても最大温度が60℃行かなかったことがあります。
SiDock@home(暫定)
稼働条件
- プロジェクトはCurieMarieDock 0.2.0 long tasks
- 推定計算量 200,000 GFLOPs
- BOINCManagerのCPUコアは100%使用、CPU使用率は65%
- 室温は12℃~20℃(エアコンのリモコンの表示による)
稼働結果
- 完了時間:約10時間17分 ~ 11時間23分
- 温度: 最大66℃~72℃
- 消費電力(CPU):計測中
1日当たりのクレジット(BOINCstatsによる) 20,707 BOINCstatsへのデータ反映がうまくいってない? っぽくて大体2万くらいです
所感
ひっそりと参加していたSiDock@home。所要時間が長いです。あとこれだけ電力制限してるメイン機よりも長く時間がかかりましたね。だいたい約33分~50分くらいは7840HSの方が遅いです。
まとめ
発熱について
高い WCG(MCM) >> SiDock@home >>>>> Milkyway@home 低い
安定性
安定 Milkyway@home > SiDock@home >>> WCG(MCM) 不安定
所感
というわけで、GMKtec Nucbox K6でBOINCを動かしてみた結果になります。
ミニPC…というか、7840HSの解析能力はかなり高いな、というのは思いました。
もともとノートパソコン用のCPUなので消費電力は低いのですが、プロジェクトによってはi7 14700F の65W制限よりも速く、それでいて消費電力はそれより低いときもあったので、このCPUを2個積んだら16コア/32スレッド相当で14700Fよりも高性能になるのでは??? と思ったこともありました(まずそんなマザボがないですが…)。
ただ、欠点も確かにありまして。
ミニPCの放熱能力が低い
これにつきます。
分解動画を見た限り、デスクトップ用のCPUクーラーのヒートシンクより高さが全然ないんですよね。2割くらいしかないんじゃない? と思うくらい。
銅製ではあるんですけど、面積(と風量も?)が足りてないので100%で回すのは難しいと思います。
Milkyway@homeも冬場だから100%で回せているだけで、夏場だとどうなるのやらといった感じです。
なお、WCGを100%で回すと90℃超えます。
ヒートシンクの高さが5cmあればもう少しスコアが伸びたんだろうなぁ…と残念に思います。モニターの後ろに取り付けたりとか考えるとサイコロ状にするのも問題あるんでしょうけど。
ヒートシンクを自作で延長とか出来たら効果あるのかも……? 聞いたことも出来る気もありませんが……。
現在はもちろん元気に回っておりまして、SiDock@homeとAsteroids@homeを半分ずつで運用しています。
両方ともチーム順位争いにいい感じに貢献するためです。
Asteroids@homeの方がより順位争いが厳しいので参加や助っ人をしてくださる方はありがたいです!
ちょっとデータとかスクリーンショットを見直したり再度計測したりするのでちょこちょこと修正するかもしれません。
では、今回はこのあたりで。
私の統計です!
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